◆料理の特長
昔、卵が貴重品だった時代。風邪を引いたりして元気がない家族の体調を回復させるため、栄養食として作られていたのがこの料理。
煮干し出汁に味噌を溶かし、卵を流し入れて固まったらできあがり。アツアツのご飯の上に盛って頬張るその味は、家族の思いもあってこの上ない贅沢品。シンプルな具材もあって卵味噌と呼ばれていました。
一方、お店で見かけることが多いのが、こうした具沢山の貝焼き味噌。ホタテの貝を鍋に使うのは共通しているものの、どちらかといえば「卵とじにして具を食べる」といった趣の一品。
ただ、いづれにしても卵✕出汁✕味噌の組み合わせのおいしさは変わりませんし、津軽が誇るべき一品です。