◆料理の特長
津軽の温泉処・大鰐温泉。この地で350年以上に渡って、連綿と栽培の歴史が受け継がれてきた伝統野菜が大鰐温泉もやし。一般的なもやしの栽培は水耕栽培ですが、こちらは温泉熱と温泉水を使って栽培する土耕栽培。
もやしの種類には豆もやしとそばもやしの二種類がありますが、特に豆もやしは小八豆という地域在来種を使ったもの。門外不出のおいしさの秘密はここにあります。
作り方は簡単。たっぷりのもやしや油揚げを、だし汁を煮含ませながら一緒に炒めて醤油味で仕立てればできあがり。
その特長はなんといっても、圧倒的な長さと唯一無二の歯ざわり。ザクザクと頼もしい食感の先に広がる独特の香りは、一度食べるとクセになるおいしさ。津軽では炒めものだけでなく味噌汁の実に使うことも多く、シンプルな味付けが際立つ素材の良さが、食卓で誇らしく輝きます。