がっぱらもち 甘味 2008.09.122024.09.24 ◆料理の特長昔、津軽地方では衣服を縫い直したり布団袋を洗った後、砧打ち(きぬたうち、今でいうアイロンがけ)をするのが、母親の大切な仕事。この作業に使われていたのが米糊でした。米糊は水に浸した米をすりつぶして作りますが、すりつぶせずに米のかすが残ることがあり、これを糊かすと呼んでいました。これをムダにしないために生まれたおやつが糊かすもち。糊かすを生地にして黒砂糖を混ぜて焼くのですが、焼き鍋に生地を「がぱっ」と入れることが転じて、この料理はがっぱらもちと呼ばれるようになったのです。